先週、会社の同僚とにかほ市の獅子ヶ鼻湿原をトレッキングしてきました。
朝から暑さが厳しく、トレッキングなんてできるのか不安でした。
が、そのおかげか訪れる方も少なくのんびりトレッキングを楽しむことができました。
夏の獅子ヶ鼻湿原のオススメポイント
伏流水の冷たさ
なんといっても夏の獅子ヶ鼻湿原のお勧めは、鳥海山の伏流水の冷たさです。
5秒以上手を付けているとしびれるほどの水温です。
調べてみたら7度ぐらいなんだそうです。そりゃー冷たいですね。
なので、その流れに沿って吹く風がとっても涼やかなんです。
トレッキングしていると岩の間から冷風が噴き出る場所があって、自然のクーラーになっています。
それから海抜600メートルの場所に位置しているため、平地よりは涼しく感じられます。また、ほとんどのルートが木々に囲まれているため、日差しが適度にさえぎられており、夏でも快適なトレッキングができます。
見た目にも涼しいのが、こちらの霧です。
外気温と水温が極端に違うため霧が発生します。水面が白くモヤモヤしているのがわかりますでしょうか?
ただ、鳥海まりもはそれほどこんもりした感じではなかったのが残念でした。
後日、新聞にも鳥海まりもの保護の記事が出ていて、上に降り積もる落ち葉が鳥海まりもの生育を妨げていないかを調査するそうです。
あがりこ大王
あがりこ大王とは、その昔、ブナの木を利用して炭を作るために、ブナの木の枝を切り取っていたのですが、その切り取り方によって独特の形状に育ったブナの大木のことです。
ちなみに今回出かけたら、以前にはなかったあがりこ女王なる木がありました。
夏はブナの木の葉っぱがたくさん生い茂っていて、そこからさす木漏れ日がとてもきれいです。秋の紅葉もいいですけど、夏は夏で生命力を感じます。
さて、本当のあがりこ大王を目指す途中、燭台という名の木がありました。
脇から出た枝が、元の幹の太さに近いぐらいに育っていて力強さを感じます。
さて、こちらが本物のあがりこ大王です。
そこにあるだけでいろんなことを教えてくれる木です。奇形が人の顔に見えたり、動物に見えたり、気の太さや形からずっと昔を想像してみたりと、観ているだけで想像力を掻き立てられます。
木陰で自然の中での昼食
獅子ヶ鼻湿原の入り口まで戻ってきました。
入り口の脇は草原のようになっていてベンチもあるのでお弁当を食べているお客様もいました。
私たちもお昼ご飯をそこで食べたのですが、今回のメニューは流しそうめん!
鳥海山の伏流水でできたら最高ですが、うちから汲んでいった水で流しました。
事前にそうめんはゆでときました。
そうめんのつけダレはめんつゆとゴマダレの2種類を準備して、ゴマダレには前日のうちに準備していた肉みそを入れて、タンタンメン風にしました。
お腹もすいていたのでとてもおいしかったです。
ちなみに流しそうめんの流れる部分は雨どいです。ホームセンターで1000円ぐらいでした。
それを脚立にセッティングして、上から水が流れるように飲料水用のポリタンクも準備しました。
初めての流しそうめんにしてはうまくいったと思います。
そうこう楽しんでるところに若いお兄様たちがいらして、にかほ市の広報映像を作るので撮影してもいいですか?とのこと。
快くOKしました。もし採用されればたけちゃんの顔がでるかな?
最後は私的な話になっちゃいましたが、夏の獅子ヶ鼻湿原もいろいろ楽しめることがいっぱいです。歩道もしっかり整備されているので鳥海山やにかほ市の観光の際にはぜひこちらにも足を延ばしてみてください。