障子の張り替え「コツがわかれば初心者でも簡単!」

先日、障子の張り替えをしました。


人生初の張り替え作業でしたので、最初はなかなかうまくいきませんでしたが、1枚、2枚と進めるにつれて、だんだんコツがわかってきましたので、ここで備忘録として残しておきます。

 

コツがわかれば初心者でも簡単!障子の張り替え

 

まずホームセンターで必要な材料と道具をそろえることにしました。
必要な材料は障子紙と糊ですが、今は障子はがし剤なるものも売られているようでした。 

アサヒペン ワンタッチ障子紙はがし 721 250g

アサヒペン ワンタッチ障子紙はがし 721 250g

 

 

障子はがし剤は必要?

結論から言うと必要ありませんでした。


障子はがし剤の成分を見ると「水と界面活性剤」
水に食器洗い洗剤を少し垂らすことで代用できそうです。

ただ、木が痛むのを極力避けたかったので1枚目は単なる水を霧吹きで吹き付けて2,3分置いてはがしてみることにしました。

そしたら、面白いほどスルスルはげるじゃないですか!

厚みのある和紙の障子紙だったからかもしれませんが、とにかく私にとって、はがし剤は必要ありませんでした。3枚張り替えが必要でしたが、3枚とも霧吹きの水ではがしました。

 

障子糊は買う?作る?

障子糊は買おうと思ってました。
しっかりくっつかないと見た目が悪いかな?と思いまして。

でもいざ売っているものを見てみたら、ホルムアルデヒドがどうのとか、「F☆☆☆☆」などの表記があり、「何か体に悪いものでも入っているの?」と疑問がわきました。

そののち、ネットで調べて「F☆☆☆☆」がホルムアルデヒドの拡散が一番少ない安全性の高いものとわかりましたが、そういった基準をしめさなければいけないようなものが少しでも入っているのはちょっと気持ちが悪い気がしたので、結局買いませんでした。

 

手作り障子糊は

  • 米粉 大さじ1
  • 水 200CC

を煮詰めたものを使いました。

自分で手作りしたら食べてもいいくらい安全ですもんね。

 

障子糊のつけ方

刷毛を使って障子糊を木の枠につけていきますが、刷毛で塗るようにつけると、最後のほうで最初に塗ったところが乾いて、紙が思うようにくっつかなくなってしまいます。

障子糊を塗るときは割合とたっぷりめで、刷毛でトントンと木をやさしくたたくように塗ると上手に塗れます。

 

 

障子紙を貼るときのコツ

障子の上の部分に障子紙をテープで固定し、障子糊を全体につけた後で一気に転がすだけです。
変にいじったりしません。
一気に転がしたら糊をつけた部分を手でやさしく押さえます。

 

障子紙をきれいにカットするには

基本ですがよく切れるカッターを準備してください。

障子紙を貼る部分は周りの木枠よりほんの少しだけ凹んでいます。そこに定規のようなものをあててカッターで切るのですが、普通の定規だとその微妙な凹みをうまくとらえられず、動いてしまうので金属ベラのようなものが便利です。

写真で伝わりますか?ちょうど紙の厚さほどの凹みがあります。
紙の厚さほどの微妙な凹みを作るのは日本人にしかできない技ですよね?感動です!!!

 

今回はコチラを使いました。 

アサヒペン 新障子紙貼りセット 944

アサヒペン 新障子紙貼りセット 944

 

幅の広いステンレス製の金属ヘラなどでもいいと思います。

仁作 ステンレス製 地ヘラ 5# No.520

仁作 ステンレス製 地ヘラ 5# No.520

 

 

きれいに仕上げるコツ

障子を張り終わってある程度乾いたら、障子の室内側(貼ったのと反対側)から霧吹きで水を吹きます。

最初の1枚目に間違って室外側(貼ったほう)に霧吹きしたら、見事にはがれてきました・・・

霧吹きする面さえ間違えなければ大丈夫。水が乾くころには紙がピーーーンと張って、美しい障子が完成しているはずです。

しわが寄っちゃってるところもありますが、

細部はこんな感じ。初心者にしてはうまくできたと自画自賛してます。

業者に頼むと1枚1,500円以上はするみたいなんで、自分で楽しみながら張って節約しましょう!

 

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