「これで安心!」田植えのお手伝いマニュアル

田植えのシーズンですね。

私の実家も先週の土曜日が田植えでした。

もともと兼業農家でしたので、それほど田んぼはたくさんないのですが、それでも種まきや田植えは人手が多いと助かるそうです。


今回は急に田植えを手伝うように言われても困らないように、田植えの服装やお仕事について解説してまいりたいと思います。

田植えとは

田んぼにイネの苗を植えることです。
昔は人の手で行われてましたが、今はほぼ機械で行います。
なので機械任せでいいのでは?とお思いかもしれませんが、実は植える以外にもいろんな仕事があるんです。

 

田植えに必要な作業

苗を植える

これは先ほどもお話した通り機械で行います。
お手伝いとして駆り出されたときに、いきなりこのパートを任せられることはまずないと思います。というのも、現在の田んぼは基盤整備で昔よりも大きく作られてますので、まっすぐ植えるのがとっても難しいのです。
また、機械にセットされた苗の量と植えている量を常に把握しながら運転しなければならないので、ある程度の経験が必要になってきます。

そして、苗がなくなったら補充する作業も必要です。
大体この田んぼの大きさだと1往復すると積んでた苗がなくなるので、補充してから次の列を植えていきます。
田植え直前の苗が入っているダシ(育苗箱)の重さは8キロぐらいあります。
それを自分で持って田植え機にセットするのですが、6条植(一気に6列植えられる)の機械の場合は6個のダシが1度に必要ですので、結構な重労働になります。

そこで機械を運転する人以外に次のような役割が必要になってきます。

 

苗を運ぶ

イネの苗はハウスで育てられているため、苗を田んぼまで運ぶ必要があります。
今は軽トラの2台に積んで運んでます。 

アルミス アルミ水平式育苗棚64枚 SH-64N

アルミス アルミ水平式育苗棚64枚 SH-64N

 

こんな感じのダシ(育苗箱)をきれいにセットできる棚が売られているので、これにセットしてハウスから運んできます。

それを軽トラの2台から田んぼの淵の部分に置いて、苗が乾かないようにじょうろで水をかけます。

 

苗を渡す

田植え機を運転する人に苗を渡します。ダシ(育苗箱)から苗だけを取り出す必要があるので、苗取り板を土とダシの間に差し込み、その板と一緒に運転手に渡します。 

苗取板

苗取板

 

田植え機の運転手は、苗取り板ごと持って苗を田植え機の後ろの部分にセットします。
セットが終わったら苗取り板は不要なので、それを運転手から受け取ります。
苗取り板を使うときは、勢いよくグサっとやらないとささりませんので、瞬間的に力が必要です。

 

ダシ(育苗箱)を洗う

後でまとめて洗ってもいいのかもしれませんが、うちでは田植えの時に一緒に洗ってしまってます。以前はたわしで洗ってたんですが、今はダシを洗うための便利な道具があるのでそれを使ってます。

私はほぼ毎年、苗を渡すのとダシを洗うのを手伝っています。

用水路の水でじゃぶじゃぶやるのですが、今年は用水路の水が少なくって大変でした。

 

土ならし

機械がUターンすると、その部分の土がえぐれます。
えぐれたままではきれいに苗がうえられないので、レーキを使って平らにします。 

 

穴植え

機械では植えられない角の部分や抜けてしまった部分は、やはり人の手で植える必要があります。

長ーーい長くつを履いて転びそうになりながら、抜けて穴になった部分を埋めるように手植えをしていきます。これが結構腰にきます。

 

田植えの服装

さて、田植えに関連したお仕事を紹介してまいりましたが、どの仕事をするにせよ、ドロドロに汚れることは確実です。
なので、必要な服装としては

  • カッパ上下
  • 目出し帽(日焼け防止)
  • エプロン
  • 田植え用の長くつ(普通の長くつはダメ)
  • ゴム手袋
  • 腕あて
  • タオル

があればベストです。

着用するとこんな感じ。今おしゃれな農作業着なども売られているようですが、田植えに関しては、汚れてもいい格好が一番だと思います。

子どもたちにもできればお手伝いをお願いしたかったのですが、ダシが重すぎるのと、危険な場所が多かったので、今回は断念しました。

子どもたちはカエルやタニシを捕まえて遊んでいたようでした。

今すぐ手伝えなくても、徐々に田んぼに慣れて自然にいろいろできるようになればいいかなと思ってます。

 

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